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HOME事業案内メッシュテクノロジー事業メッシュNAVI vol.03 振動篩(振動ふるい)の目詰まり対策-詰まり方から考える金網と樹脂メッシュ-

メッシュNAVI

vol.03

振動篩(振動ふるい)の目詰まり対策
-詰まり方から考える金網と樹脂メッシュ-

2026年3月10日

振動ふるいで目詰まりが起こった際に重要なのは、まず「どのように詰まっているか」を確認することです。 詰まり方によって有効な対策は異なり、樹脂メッシュを使用することが対策となる場合もございます。

まず「何が起きているか」を見る

同じ粉体であっても、粉が開口部に噛み込んでいるのか、粉同士が橋を架けているのか、あるいは表面に膜のように付着しているのかによって、有効な対策は変わります。
振動ふるいの目詰まりは、粉体の種類だけで一律に判断できるものではありません。金網か樹脂メッシュかといった材質の違いによっても、詰まり方は変わります。
まずは「何が起きているか」を見ることが、適正なメッシュ材質を選ぶ出発点になります。



ブリッジ・団子化が起きる場合

粉体同士がつながり、網目の上で橋を架けるように滞留するケースです。
このような場合、しなやかさを持つ樹脂メッシュが向いていることがあります。樹脂メッシュは、振動によって網自体がわずかに変形し、凝集構造が崩れやすいため、ブリッジが維持されにくく、詰まりが進行しにくい傾向があります。



粉が開口部に噛み込む場合

金網では、開口部に粉が噛み込み、そこを起点に詰まりが進行することがあります。
樹脂メッシュは弾性変形するため、開口部での粉の固定が起こりにくく、噛み込みによる詰まりが軽減されるケースがあります。
噛み込みが詰まりの原因の場合は、点状にまだらな詰まりが発生し、粒子が固定された状態で残ります。裏面から軽く叩いても詰まりが解消されにくい傾向があります。



水分がごく微量な場合


樹脂は金属に比べて水分が表面に広がりにくい傾向があり、粉体が面状に広がって付着する現象が起こりにくい場合があります。
特に微量の水分が存在する場合、金網では液体が表面に広がりながら粉体を巻き込み、にじむように拡散して濃淡を伴う薄い膜状の付着層(グラデーション状の付着)を形成することがあります。
このような膜状付着が発生すると、粉体が開口部をまたいで広がり、振動を与えても剥がれにくい詰まりにつながる場合があります。
一方、樹脂メッシュでは液体が面状に広がりにくい傾向のため、粉体の付着が局所的に留まりやすく、膜状に広がる付着層の形成が抑えられることがあります。その結果、振動によって粉体が離れやすくなり、詰まりの進行が抑制される場合があります。




粉が軽く、表面に付着している場合(帯電の影響)

粉が非常に軽く、金網が白く膜状に見えるような付着が起きている場合、帯電の影響が支配的になっているケースが多く見られます。
金網は導電性が高い一方で、電界が線材やエッジ部に集中しやすく、局所的に強い静電付着が生じることがあります。そのため、微粉が一点に強く張り付いて残留する現象が起きる場合があります。
帯電防止コーティング仕様の樹脂メッシュは、電荷を面全体に分散しやすく、電界の一点集中が起こりにくい構造です。そのため、静電付着が主因となっている条件下では、金網よりも付着が軽減されるケースが見られます。
振動や叩きによって一時的に粉が流れる場合は、静電付着が主因である可能性が高いと考えられます。
なお、当社では帯電防止コーティング仕様の樹脂メッシュも取り揃えており、微粉体を扱う現場での選定実績があります。



まとめ

詰まり対策は「素材」より「現象」から考える

一般に、樹脂メッシュは金網よりも目詰まりが起こりにくい傾向があります。
しかし、実際に改善するかどうかは、どのような詰まり方をしているかに左右されます。

振動ふるいでの詰まりにお悩みの際は、「どんな粉か」だけでなく、「どう詰まっているか」を観察することが、適正なメッシュ選定への近道になります。


田中三次郎商店では、詰まりの状態や使用条件を踏まえた上で、最適なメッシュのご提案を行っています。振動ふるいでお困りの際は、ぜひご相談ください。

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