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HOME事業案内メッシュテクノロジー事業メッシュNAVI vol.04 振動篩(振動ふるい)で樹脂メッシュが目詰まりしにくい理由(弾性による微振動とメッシュ構造の安定性)

メッシュNAVI

vol.04

樹脂メッシュが目詰まりしにくい理由
-弾性による微振動とメッシュ構造の安定性-

2026年5月12日

振動ふるいでは、使用するメッシュの材質によって粉体の通りやすさや目詰まりの発生状況が変わることがあります。
メッシュの材質としてはステンレスなどの金属メッシュが一般的ですが、 用途によってはナイロンメッシュやポリエステルメッシュなどの樹脂メッシュが使用されることもあり、樹脂メッシュは金属メッシュと比較して弾性を持つという特徴があります。この弾性により、振動ふるいの運転中にはメッシュ表面に微細な振動が生じやすくなります。

樹脂メッシュの弾性による微振動

振動ふるいの運転中、メッシュは常に振動を受けています。樹脂メッシュは材料自体が柔軟性を持つため、この振動に対してごくわずかな弾性的な動きを生じます。 この動きは目開き寸法が変化するような変形ではなく、メッシュ表面に微細な振動が発生する程度のものです。その結果、メッシュ面では細かな振動が継続的に発生し、メッシュ全体がわずかに動き続ける状態になります。
この微振動によって、
 ・団子化した粉や膜状化した粉が崩れやすくなる
 ・メッシュ表面に付着した粉が離れやすくなる
 ・メッシュ孔に噛み込んだ粒子が外れやすくなる
といった現象が起こりやすくなります。
そのため粉体条件によっては、樹脂メッシュを使用することで目詰まりを抑えられる場合があります。



振動ふるいでのメッシュ張力と目開き安定性

振動ふるいに使用されるメッシュは、一般的にフレームに張力(テンション)をかけて張られた状態で使用されます。この張力によってメッシュ面は安定した平面状態に保たれ、運転中に大きく変形することはありません。そのため樹脂メッシュであっても、適切に張力を与えて使用すれば実用上の目開き安定性は十分に確保されます。
また、ふるい運転中にはメッシュ上に粉体が堆積するため、粉体荷重によってメッシュの張力が高まる場合もあり、結果としてメッシュ構造はさらに安定した状態になります。



織り構造によるメッシュの安定性

メッシュは単純な直線状の糸で構成されているわけではありません。
織りメッシュでは、糸は山折り・谷折りを繰り返す形状で互いに交差しています。 この構造により、糸同士がかみ合うような状態となり、糸が自由に動きにくい構造になっています。
そのため振動が加わっても織り構造自体が簡単に崩れることはなく、目ずれが起こりにくいという特徴があります。さらに、メッシュが高いテンションで張られた状態では、織り構造がより安定し、振動ふるいの運転中でも目開きは安定した状態を維持します。




まとめ

樹脂メッシュの特徴

このように振動ふるいにおいて樹脂メッシュは、
 ・弾性による微振動が生じやすい
 ・粉体が離れやすい
 ・目詰まりが発生しにくい場合がある
といった特徴を持っています。

一方で、金属メッシュは剛性が高く、目開き安定性に優れるという特徴があります。
そのため振動ふるいでは、粉体特性や分級条件に応じてメッシュ材質を使い分けることが重要になります。


田中三次郎商店では、詰まりの状態や使用条件を踏まえた上で、最適なメッシュのご提案を行っています。振動篩でお困りの際は、ぜひご相談ください。